先週マクロン大統領が発表した内容は来週月曜日から全ての学校を指示があるまで閉鎖するという大きな決断以外は、ごくごく当たり前なことであり、おそらく大きな混乱を避けるためということもあるが、もっと大胆な国民・企業への要請がないと、日本とは違いマスクする文化もないフランスでは、あたり前のように感染が広がり、とどまることを知らない。
演説では企業はwork from homeを可能な限りすすめることを推奨されていたが、これを受けて私の会社はもともとテレワークの考えがないため、work from homeする人は申請してくれ、という指示。中には理由が甘いということで断られた人もいるのだが、果たしてそれでいいのだろうかという疑問が湧く。
79万人をかかえるAmazonでさえWork from homeを推奨した。
https://techcrunch.com/2020/03/12/amazon-asks-all-employees-to-work-from-home-if-they-can/
感染が発生してからでは遅く、症状の出ていない保菌者がそこら中をウロウロしていると想像するのが適切であり、人が動けば菌も広がる、ことを強く認識しておく必要がある。
にも関わらずフランス政府の要請は弱すぎるため、これではイタリア同様に1万人に達する日も近いだろう。
WHOは今やヨーロッパがパンデミックの中心と表現される中、中国ではイタリアに医師を派遣するなど、あたかもヒーローであるかのような施策を展開している。でも、その中国の大胆は施策は、国民の苦労はともなったとは思うが、感染速度を和らげる効果があったのも確かなのである。
ということで、今日、近所のMONOPRIX(フランスで有名なスーパー)ではパスタの棚がほぼ空という状況で長期戦に備え買い占めがはじまりつつある。
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