2008年9月7日日曜日

フロントディレーラーの調整

最近やたらシャリシャリとチェーンとフロントディレーラーが擦れる音がするなぁと感じていました。

ここ3週間でしょうか。

ちょうど納車から2ヶ月あまり。

新車の場合はワイヤーが必ず伸びてきますので、1ヶ月ぐらいで調整が必要になるらしい。私のEscape R3も例外じゃなさそうです。

フロントをミドル(2)に切り替えて、音がならない位置にした場合、シフトがこの位置になります。


こりゃあ、明らかに納車時とは感覚が違う。

さて、購入したSports DEPOに持っていくのも面倒だし、ディレーラーの調整ぐらいは自分でできるようにしておかなければっということで、見よう見真似で調整開始。

まずは、この調整ネジから。ディレイラーが左右に動く範囲を制限するネジですね。



何やらHとLの文字が。
HighとLowという意味ですが、Highはアウター側(外側)。Lowはインナー側(内側)の調整。

これだけ聞いてもなんのこっちゃだが、ディレーラーがチェーンと当たるのは二箇所。つまり跨ってチェーンの右足側がディレーラーとあたる場所がアウター。チェーン左側がディレーラーと当たる箇所がインナー。

うーん、この説明も余計わからないかも(汗)。


調整方法はまず、

フロントをアウターに入れて(アウターとは3ですね)、リアはトップ(リアのトップは8です)。


この状態で、アウター側がチェーンと擦れないことを確認します。但し、

擦れている場合、またはチェーンとの隙間が開きすぎている場合は、Hのネジで調整します。

Hのネジは写真で言うと奥側のネジです。

このネジを時計方向に締めると、チェーンとの隙間が狭くなります。逆に反時計回りに開けるとチェーンとの隙間が広くなります。

この時点でチェーンと擦れてシャリシャリ音がする場合は反時計周りにまわして、チェーンとの隙間が0.5mmぐらいにします。0.5mmだから、結構ギリギリに調整します。

次にインナー側の調整。

ギアをフロントはインナー(つまり1ですね)。リアはロー(つまり1ですね)にして調整開始。

今度はLと書かれた写真手前側のネジを絞ったり開けたりして調整します。
やり方はHigh側と同じ。

但しこのネジ、開ける方向にも限界があります。回るからといって、グリグリ回しても意味がありません。
この点はネジの回転に合わせてディレーラーが動いているかどうかを見れば、どこが調整可能な範囲かわかります。


さて、この時点でディレーラーとチェーンの音はなくなりましたが、やはりどうも最初の写真のように、ミドル(2)にチェンジする時に2とちょっと(この”ちょっと”という言い方はESCAPE R3に乗っている人だったらわかりますよね)回さないと変速できませんし、変速後も2とちょっと回さないとシャリシャリいいます。

これは、明らかにフロントのディレーラーワイヤーが伸びている証拠です。

そこで今度はワイヤーを調整します。

調整するにはアジャスタが左ハンドルのシフト部に付いています。ディレーラーから逆にワイヤーを辿れば、どこのアジャスタか直ぐにわかるはずです。

これを反時計周りに回すと、ワイヤーは絞られます。伸びている時は反時計回りに回すと良いでしょう。

ただ、私のESCAPE R3は回せど回せど、変速は改善しません。

どうやらアジャスタだけでも足りないようです。

そこで、ワイヤーの張り自体をやり直します。

この部分です。



写真右側に六角ネジで回すネジが見えますが、これがワイヤーを挟んで引っ張っています。
フロントギアをアウター(3)に入れて、停車した状態でインナー(1)にギアチェンジします。するとフロントディレーラーのワイヤーがかなり緩みます。

この状態で上記右ネジを緩めて、ワイヤーを引っ張って再固定します。

私の場合は2回同じような調整をしてようやく納車時のフィーリングに戻りました。

この調整でかなり気持ちいいシフトが可能になりました。

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